
函館の日本初・北海道初をたて糸にたどる、ハイカラ都市の歴史散歩
NHKラジオにも出演中、函館で大人気の「歴史・文化の語り部」中尾仁彦氏が
旅行ガイドには載らない函館の魅力をわかりやすく解説。
著者みずから出版した初版が完売。
購読のチャンスを逃した地元のみなさまと全国に向けて、再編集し電子書籍化。
函館地区限定・印刷版の発売に伴い、写真を追加するなど、内容をグレードアップしました(2012年5月7日)。
旧国鉄戸井線アーチ橋の写真を追加しました(2012年5月15日)。
函館元町の絵になるスポット第三弾
旧函館区公会堂のハイカラ建築を借景に、旧北海道庁函館支庁、旧開拓史函館支庁書籍庫がひっそりたたずむ元町公園。ここはかつて北の大都会・函館の中枢だった。
そもそもこの公園のある場所は、古く室町時代に豪族・河野政通の館が置かれ、その館の形が箱形だったことにより函館の名の元となった「箱館」の名が誕生したと言われている。
函館が生まれた場所・元町公園。その四季折々の表情を写真で綴る。
フォトジェニックな町・函館の絵になるスポットを1つ1つ徹底的に紹介するシリーズ第二弾
いつも観光客で賑わう函館山ロープウェイ山麓駅のすぐ上手。そこにとてつもなく広大な場所がある。
冬場を除いて誰もが自由に出入りできるが、観光客の姿はきわめて少ない。
公園のようだが公園ではない。遠足の子どもたちや家族連れも見かけるが、公園として造られた場所ではなく、きわめて実用的な施設である。いや、実用的というよりライフラインそのものだ。
ここは函館市企業局元町配水場。1889(明治22)年、日本で2番目の近代水道施設として開設され、今も函館の西部地域に美味しい水を送り続ける。
そして、その場内は国際観光都市函館でもとりわけフォトジェニック。
函館山の山頂から眺めるのとはまた違った眺望と、季節のうつろいが発見できる、知られざる撮影スポットでもある。
フォトジェニックな町・函館の絵になるスポットを1つ1つ徹底的に紹介するシリーズ第一弾
基坂を上って行けば、元町公園の左手前に瀟洒な洋館がひっそりと立っている。
現在、函館市の開港記念館として使用されるその建物は、かつてイギリスの領事館だった。
元町公園のすぐ上にある旧函館区公会堂の絢爛たる建物にかすんでしまいがちだが、ここは1年を通じて、絵になるアングルに満ちている。
この旧イギリス領事館を3年かけて撮影したベストショット、全72ページ。
倉庫にはフォークリフトがよく似合う
激動の近代日本史の痕跡がまざまざと残る函館の町に魅せられ、京都から毎月のように函館通いを始めた筆者が、函館に移住するまでを綴った超個人的な函館散策写真日記。
現在発刊に向け調整中。それに先立ち、冒頭の3編を無料公開
花の命は短くない。去年のアジサイが今年のアジサイと一緒に咲き続ける北の町の不思議
ゆっくりと夏が訪れ、秋が駆け足で去って行く。北国暮らしで見つけた季節感を綴る、路傍の植物の写真集。全72ページ
函館の町にひそむ無作為の絵画。何かのめぐり合わせで生まれ落ちた珠玉の風景をレンズで切り取る。
ここに集めたのは主題のない絵。作者さえも存在しないと言っていい。それとも、草木や太陽、風や雪が作者であるというべきか。
いずれも町で偶然目にした。
すべてが壁を背にした風景だった。だから絵を見ているような気分になった。
作為のないはずの風景なのに、美しくもあり、醜くもあり、多くのメッセージを語りかけているように思えた。
函館山から見下ろす以外の、函館の鮮やかで切ない冬景色
函館の秋冬は色鮮やかなシーズンだ。漆喰塀に絡まる蔦が紅葉し、赤い実をたわわにつけたナナカマドは、白一色の真冬になっても、鮮やかな光彩を放ち続ける。空気が澄んでいるせいか、山から見下ろす夜景にしても、心なしかコントラストを増している。
だがそれよりもなお目に染みるのが、夜の散歩で何気なく目にする町の景色。とくに冬、真っ白に降り積む雪に色とりどりの灯が滲む。
贅沢なほどのイルミネーションと工夫を凝らしたイベントが、暗くて長いこの時期の夜を別世界へと塗り替える。
また一方、北の大都会として栄えた時代を偲ばせるような、しみじみと切ない光も灯る。